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jcssの審査方法とは

 そもそもjcssとは、経済産業大臣から権限を与えられた独立行政法人製品評価技術基盤機構認定センターが計量器の校正事業を行う企業等に対して、特定の校正分野における能力を審査して登録する制度のことです。jcssの標章が付いた校正証明書を提示することで、計量器が国家計量標準にトレーサブルだということを証明することが出来ます。
 そんなjcssの認定を受けるために審査を受けたい、そんな考えをお持ちの企業の方に向けて今回は審査方法に関して記載します。審査の申請を行う前に、まずは必要とされている書類を全て準備し、認定センターに申請することから始めなければなりません。申請窓口は東京、愛知、大阪の三か所にあります。新規の場合は、窓口に行く前に必ず事前に連絡をする必要があります。

 さて、申請書を提出した後は手数料を払うことになります。手数料を支払った後はいよいよ審査となります。審査にあたって、まず審査側が担当者と審査員を指名し、その担当者と審査員に関する連絡を行います。万が一、この人選に異議がある場合は10日以内に回答をする必要があります。異議がなければ、審査側から申請書に対する質問書が送られてきます。質問書に対する回答を提出した後は、審査結果が送られます。
 この審査に通過した場合、続いて現地審査を受けることになります。現地審査の際に、不適合に関する確認書が渡されるため、現地審査終了後審査報告書が送られてきた後に確認書に対する回答を送付する必要があります。審査側は報告書を受取った後、評定委員会で最後の審査を行い、登録若しくは登録拒否を決めることになります。

 万が一、登録が認められた場合登録されて終わりではありません。登録された場合は登録事業者に登録基準への継続的な適合、変更届の提出、登録事業者の年度報告の提出の義務を負うことになります。特に登録事業者の年度報告は5月30日から60日を経過するまでに必ず提出しなければなりません。そのため、登録事業者は注意する必要があります。
 jcssの認定を受ける魅力は、精度の高い業務を実現することが出来る点です。そのため、今まで以上に仕事の依頼等を受けることが出来ます。依頼が増えれば企業の成長に繋げることが出来ます。今以上の業績を上げたい、高い技術力を活かして様々な制度の高い業務に取り組みたいとお考えの方は、jcssの認定を受けましょう。そして精度の高い業務を行いましょう。

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